新天地に
お金を稼ぐため、安全をもとめ、英語を必要としてやってきた。身内が、建前なんだけど、反米を言うから、アメリカには行けない。今日のイギリスには経済力がもうひとつない。カナダは寒いしね。と、かれらはオーストラリアに [...]
「地下人」と「地上人」
私見だが、パリ、フィレンツエ、京都は世界でも多く嫌味な人が棲息している街だ(京都出身の方にはすみません。日本人とは規律を重んじ、盲従する、被組織人である、の類と思ってください)。単純への反感、選 [...]
1%を。
夏休みだった。フランスをヒッチハイクでイタリアに向け南下していた。一台のミニクーペが止まってくれ、ドアを開けてくれた。狭い車内には若い男女ふたりと荷物がぎっしり。空間ゼロ、 [...]
ウソをつく
食堂の奥から、ひとりの白人女性が三角のキツネ目でジッとこちらを見ていた。アルジェリアのちいさなホテル。従業員の若い男がこぼした。「あのフランス女にはまいるよ。毎晩、要求過多でね」。フーン、「前から知ってるの [...]
問いつめない
バンクーバーの中国系知人の集いはいつも中国系カナダ人と一緒だった。身内と親族、なごやかに和気あいあいと中国料理を囲んだ。非中国人は自分ひとりだった。トロントでホームステイさせてもらったバングラデシュ一家が [...]
世界90カ国歴訪雑感
内田 雄一 (12 )
失職
トロントから奥さんが電話してきた、「主人が失職しました」と。08年11月のことだ。その1年前、3週間、ジアの家にホームステイさせてもらった。最初会ったとき、ジアはく [...]
人が動く (10)
世界90カ国歴訪雑感
内田 雄一
老いる
俗界でなら、silent night holy night は、老人の夜のことかもしれない。闇が落ちれば、白昼登場を禁じられていた生々しい欲望が、騒々しく、 [...]