ロワーメインランドでギャング事件多発
今やローワーメインランドはカナダでギャング絡みの事件が最も多発する地域となった。レストランやショッピングモール、コンドミニアム、そして白昼堂々公道で、ギャング・麻薬関係で発生した銃撃事件は後を絶たず、バンクーバーの住民を不安に陥れている。
冬季オリンピックを一年後に控えセキュリティの問題に直面しているバンクーバーでは、トークショーでもインターネットでも市民がギャング問題を語らない日はない。カナダは犯罪常習者の数が世界でもワーストクラスとなっており、至急の対応が必要だ。警察と犯罪専門家は、違法の麻薬取引を巡るトラブルが、多発しているギャング事件の原因と見ている。
この問題を重く見たサレー市長は緊急会議を招集し、ラングレー、コクィットラム、アボッツフォード、バーナビー、リッチモンド、そしてバンクーバーの代表がこれに参加した。会議では、銃絡みの事件が起きた場合実刑判決を義務付けること、保釈の基準など法律を見直すこと、そして保釈の条件などについては市民の監視プログラムを導入すること、アメリカからの銃の密輸を厳しく取り締まることなどを提言した。BC州法務長官と法務次官は近く連邦政府に刑法の変更を願い出る為にオタワを訪問することになっている。
ギャング関連などの組織犯罪については、報復を恐れて組織や一般からの情報が集まりにくいことから犠牲者の数を正確に把握することが難しくなっている。麻薬を巡るギャング問題には安易な解決法はなく、親が子供を放任せずに適切な子育てをすることや、適切な教育こそが必要とされているのではないか。