今年4月に放送されたイギリスのオーディション番組「Britain’s Got Talent」でミュージカル「レ・ミゼラブル」の挿入歌『夢やぶれて(“I Dreamed a Dream”)』を歌い、その卓越した歌唱力から全世界の注目を浴びることになったスーザン・ボイル。「ミュージカル女優エレイン・ペイジのような歌手になりたい」と夢を語る冴えない容姿の中年女性(収録時47歳)に審査員や観客ははじめ失笑するも、その透明感溢れる美声と歌唱力は出だしのワンフレーズで会場全体を圧倒。動画配信サイトにUPされた番組の映像はアクセス数が3億回を超え・・・そう、皆さんすでにご存知の、今年一番のドリームストーリーだ。
悲願のデビューアルバムには、新曲“Who I Was Born To Be”以外の12曲中11曲が定番のカバーという内容だが、“I Dreamed a Dream”はもちろん、ローリングストーンズの“Wild Horses”、マドンナの“You’ll See”、モンキーズの“Daydream Believer”など、様々なジャンルからの選曲で、最後はこの季節の定番“Silent Night”でしめるという、心憎い構成。
教会でボランティアを務める普通のオバサンが、文字通り一夜にして名声を手に入れ、CDデビューまで果たしたのだ。実力あってのことだが、夢は追いかけた者勝ちということだろう。