“Soul” Seal
シールの6枚目となる新作は、ソウル・クラシックスのカバー・アルバム。今回は米音楽界の重鎮プロデューサー、デイヴィッド・フォスターを迎えたというから、それだけでも注目を集めているが、この異色のコラボが我々に届けてくれるのは歌そのものにフォーカスを当てたタイトルどおりの“Soul”アルバムだ。
収録曲はサム・クック、ジェイムス・ブラウン、アル・グリーン、オーティス・レディング、ベン・E・キングなどが生み出した名曲の数々で、60~70年代のR&Bファンにとってはたまらない内容だろう。カバーの場合、一番の挑戦となるのは「オリジナルの良さを損なうことなく、いかに自分らしさを表現するか」という点だと思われるが、さすがは稀代のボーカリストと言われるシール。ハスキーで味わい深い歌声で、才能を出し惜しみすることなくじっくりと聴かせてくれる。もちろんはっとさせられるアレンジも見事の一言。
良質の音楽が聴きたい人は是非このCDを。