特 集 -フレイザー・バレーの秋を訪ねて-

走りやすい道でもスピードの出しすぎは禁物。覆面パトカーがいますよ。美しい景色に見とれてしまわないよう、脇見運転に注意。あくまでも安全運転でどうぞ。
※道路わきにはたいてい表示が出ています。近づいたらよく見ながら走りましょう。
Day trip の始まりは Vancouver Downtown から。Hastings St. を東へ。 ⇒Burrard Inlet 沿いにHwy7Aを東へ。 ⇒Inletが終わったところで、St John’s St.を左折。Port Coquitlam方向へ……⇒⇒⇒

1 Pitt Lake

 Pitt River Bridge (拡大建設中)を渡り、Pitt Meadows に入ったら350mほど走ってHarris Road を左折。あとは道路の表示に沿って進み、突き当たるまで。

 ピットリバーからピットレイクに至る牧歌的な田園風景の中を、10分ほど走るとピットレイクに突き当たります。最近、夏はボート遊びの人たちで賑わうようになりましたが、このレイク周辺の美しさは格別。ボートハーバーの横を突き当たりまで歩いていくと私有地と書かれた札の下がった入口があります。そこを抜けて真っ直ぐに伸びた道を山に向かってゆくと、カツィー・インディアンの居住区があるのです。この道の途中には木でできた見晴台があります。上ると美しい湿地帯と、その向うの平野までが一望に見渡せます。

 ピットレイクは潮の満ち引きのある湖で、北米最大最南端の氷河湖です。都会からたった数十分で、このような神秘的な深山の姿に出会えることに、初めての方はきっと驚かれることでしょう。ここは、創刊以来度々ご紹介した「ふれいざー」お気に入りの別天地です。

2 Golden Ears

 戻るときは真っ直ぐ南下し、突き当たったら左折と右折を繰り返してDewdney Trunk Rd.まで。田舎道を通るのが好きな人は、そのままDewdney Trunk Rd.をひたすら東へ。

途中、132 St.を左折し、128 Ave.を過ぎてから右にある児童公園にそって右折。そのままGolden Ears Provincial Parkに入り、Alouette Lakeまで行くのもよい。

 深い森に包まれたBC州最大のキャンプ場があります。何千年もの間、ここはサーモンをとって生活するカツィー・コースト・サーリッシュ・インディアンのものでした。雄大な山々と静謐な湖を身近に感じられる場所です。

3 Steve Lake / Hayward Lake

 Maple Ridgeを抜けて287 St. を左折。Steve Riverに沿って12、3キロ北上すると、Dewdney Trunk Rd.に合流する。Hayward LakeとSteve Lakeの間の橋を渡って抜けて、曲がろうと折れようと、とにかくDdewdney Trunkをたどっていけば、Missionの町を抜けて#7に出る。

 BC Hydro のダムがあります。深山の神秘的な湖、というわけにはいかないかも。お子さんには教育的な意味で見せてあげるのは良いでしょう。

4 Mission/Fraser River Heritage Park

 Dewdney Trunk Rd.にひたすら沿って走って、山道が過ぎて東に行く道を出ると、Steve Lake St.を鋭角に右折。⇒ずっと南に下り、5th Ave. を左折して突き当たりまで。右側にHeritage Parkの入口がある。

 1861年にフランスから来た若いカトリック神父が、この地にネイティブの子供たちのためにミッション・スクールを建てたのが、この街の名の起こりです。鉄道が通り橋がかかってからは、ネイティブ、スウェディッシュ、フレンチと、小さなコミュニティがいくつもできました。1900年初頭にこの地を訪れた日本人は、1930年にかけて果物とベリー畑のほとんどを所有していたのですが、第二次世界大戦の勃発と同時に強制移動によって、畑は没収され荒れ野となってしまいました。

 蛇足ですが、カナダの最初で唯一の列車強盗は1904年にこのミッションで起こっています。

5 XÁ:YTEM Aboriginal Cultural Centre

 Missionの町を抜け#7 に出て、300mほど行った左。
 ここは、4000年前のネイティブの遺跡が見つかった場所です。この住居跡で、当時のネイティブがすでにかなりきちんとした生活スタイルや文化を持って社会を形成していたことが明らかにされています。

6 Fraser River

 センターから5,6km走ると#7は右折し、Nicomen Sloughを着かず離れず左に見ながら、田園地帯を走る。しばらく走るとこんどは左に曲がって橋を渡り、すぐ右に折れてNicomen Sloughを右に見ながら走る。ここからしばらくは、ゆったりした上り坂道。ハリソン・ベイ、そして入り組んだフレイザー河の雄大な眺めが木々の間からのぞく。右にカーブをきってHarrison River Bridgeを渡る。

 車を停められそうな路肩があったら、ちょっとおりて見てもよいかも。眼下に、いくつもの中州を縫うように曲がりくねって流れる雄大なフレイザー河が望めます。

7 Chehalis Hatchery

 #7から二股になった左側、Morris Valley Rd.に入り、表示に従い道なりに。
 鮭が上がってくる時期には、水路にお腹の赤い鮭が重なり合うように泳ぎ、壮観な眺めです。

 ハッチェリーにいく途中にシェハリス・レイクがあります。路肩に車を停めて森の中を少し川原のほうに入ってゆくと、たくさんの鮭が上ってくる川にぶつかります。ピーク時には、川が真っ黒く見えるほどの鮭を見ることができます。晩秋になると、産卵を終えて静かに逝く時を待つ鮭たちが、夢見るように漂っている姿は、また違った感動を誘います。そういう鮭はそのまま1、2ヶ月も生きるそうですが、上空にはたくさんの鳥たちが、彼らの命が終わるのを待っています。自然の摂理と命の不思議さを思わずにはいられない光景です。

8 Kilby Historic Site

 橋を渡ってすぐSchool Rd.を右折。突き当たりKillby Rdを右折して川にぶつかる直前の右側。
 1906年、キルビー夫妻が作り、長い間地元の人々に貢献してきたジェネラルストアーとファーム。時々楽しいイベントが開かれるので、事前にチェックするのもよいかも。サンクスギビングからイースターまでは閉館されています。
(604) 796-9576 11:00amー5:00pm

9 Harrison Lake

 #7がゆるく左にカーブした後、右折せずそのまま真っ直ぐHot Springs Rdに入る。ひたすら北上して突き当たりまで。
 美しい湖と遠くまで続く山並み、砂浜では夏には水遊びに訪れる人々もいます。時間がある方は、伝統あるハリソン・ホットスプリングス・ホテルで一泊して温泉で一休み、というのもよいでしょう。過去19年間続いていた砂の彫刻世界大会が今年はないというのはちょと寂しいですが、美しい湖は相変わらず静かに訪れる人々の心を癒してくれます。

10 Agassiz

 Hot Springs Rd.を戻り、#7で右折してそのまま#7を走ると町に入る。
 秋祭りにいく方は本誌P.34 Outing Daysを参照。

11 Minter Garden

 #9を南下し、Hwy1の直前、Yale Rd.を右折すぐ。
 Mt. Cheamの7000フィートの山並みをバックに、32エーカーの広大な敷地の花の溢れた庭園です。この庭は植物園ではなく、純粋に花々を楽しむという考えで作られているので、花の名前などは一部を除いてあまり明示されていません。
今年の開園は10月12日まで。
9月中は9amー5:30pm、10月は10amー5:00pm
入園料:$16.00/大人、$14.00/シニア、
$9.00/12~18歳、
$6.00/6~12歳

12 Bridal Falls

 #9を南下しHwy1を越えてからすぐ左折。Bridal Falls Rd.を5分ほど走る。
 駐車場から森の中の緩やかな坂道を10分ほど登ると、美しい滝があります。高さ122メートル、その名の通り花嫁のベールのように裾に広がる美しい滝です。

13 Fort Langley

 Hwy1に戻り、西へ。一路バンクーバーに向かって走りる。Ext66、232 St.に出て北に上がる。道なりに走ってT字路にぶつかったらGlover Rdを右折。さらに北へ。Fort Langleyの町中を通って橋の少し手前、Mavis Ave.を左折すると突き当たりにHistorical Parkがある。

 19世紀初頭、ハドソン・ベイ社がここに太平洋側交易の拠点を作りました。BC州はここを基点として大きくなっていったのです。このヘリテージ・サイトには、倉庫や鍛冶屋、樽屋などの仕事場から、使用人やシンプソン社長の住居まで、当時のままの様子で観光客を迎えてくれます。フォートには1900年代の格好をした人々が、当時のままの生活を再現しています。

 フォート(とりで)とは名ばかりで、かつて大砲が置かれていた見張りやぐらもありますが、大砲は一度も使われたことがありません。シンプソン社長はここに暮らしていたネイティブの人々との友好的な関係を重んじ、ここで働く人々がこの地に根付くことを望んで、ネイティブの女性たちとの結婚を奨励しました。

 また、フォートラングレーにはアンティークショップやアート、クラフトのお店がたくさんあります。かわいらしい街並みを歩きながら、すてきなお店も覗いてみてください。

まだまだ素晴らしいところのたくさんあるFraser Valleyですが、1日で回れるところというとせいぜいこの程度。気に入った場所があったら、今度は1日かけてゆっくりおでかけください。

Posted by staff on 9 月 26th, 2009 and filed under 今月のふれいざー, 今月の特集. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. You can leave a response by filling following comment form or trackback to this entry from your site

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