by Robert Waldman (映画評論家)
The Haunting in Connecticut (pg13)
新しい家への引越しが困難なこともある。家族に病人がいる時にはなおさらのことだ。今月ご紹介するThe Haunting in Connecticutは引越し先の家で次々と家族を襲う奇怪な出来事を描くスリラー作品だ。
作品名からもおわかりのように、忌まわしい出来事の舞台となるのはコネチカット州。そして忌まわしい出来事は過去の霊と関係がある。キャンベル家族を構成するキャラクターがピーター・コーンウェル監督の手腕で見事に明かされてゆく。私たちがそうであるように、親というものは子供のためなら何でもするものだ。病気の息子マットを抱えるサラとピーターの夫婦はマットの治療のために引越しを決意する。しかし、引越し先の家というのがどうも穏やかでない。
キャンベル家を迎え入れた古い家で不気味なことが起こるようになる。マットの治療を中心に動いている家族を次々と起こる奇怪な出来事。壁の間に何かがいる!家族は身の毛もよだつ恐怖を味わう。
緊張が次第に高まり、遂にすさまじい勢いで衝撃が走る。コーンウェル監督の腕の見せ所だ。マットに扮するKyle Gallner(Red Eye)は幼少の頃に実際に心臓病を患っていたこともあり、演技とは思えない真に迫るものを感じさせる。息子のためなら何でもする愛情深い母親に扮するのはVirginia Madsen(Sideways)。その他カナダ人勢としては親切な牧師にElias Koteas(Collateral Damage)、マットの姉役にラングレー生まれのAmanda Crew(Sex Drive)が奮闘している。
ホラースリラー映画には「空気」が肝心だ。血なまぐさいというよりもサイコスリラーとしてThe Haunting in Connecticutは上等な作品であり、霊など信じない人には徹底的に「怖い」一本である。