17 歳の少女が第一級殺人で有罪
一度も会ったことのない少女に嫉妬して、「その子を殺してくれたらセックスしてもいい」とボーイフレンドを殺人に駆り立てた17歳(事件当時15歳)のM.T.が第一級殺人で有罪となった。
事件は2008年の元旦に起こった。当時14歳のStefanie Rengelさんはトロントの自宅から誘い出され、6ヶ所を刺された上雪の中に放置されたまま死を迎えた。M.T.は実際には殺人には加担しておらず、現在19歳になるボーイフレンドのD.B.が同じく第一級殺人罪で起訴されており、秋に裁判を控えている。Stefanieさんは12歳のころ、このD.B.と淡い恋仲になったことがあり、その後はD.B.とはつきあいがなかったしM.T.とも面識がなかった。
事件直後も今回の裁判でも平然とした態度をとり続けていたM.T.は「有罪」の判決を受けると涙を見せた。Stefanieさんの家族はこの判決に「年齢の如何に関係なく殺人の罪が重いことを知って欲しい」と語った。M.T.の弁護士は、「クライアントは、D.B.という衝動的で妄想にかられたボーイフレンドの被害者である。インスタントメッセージでボーイフレンドに送った殺害の依頼は本気ではなかった」と述べている。M.T.は成人として刑罰を追求されることになっている。
英国人女優の事故死でヘルメット着用への動き
英国人女優のナターシャ・リチャードソンさんが、ケベック州の高級スキーリゾートMont Tremblantの初級コースでスキーの個人レッスンを受けている時に、転んで頭を打ったことから死亡するという事故が起こった。ナターシャさんは事故直後、大丈夫だからと駆けつけた救急隊員を返していたが、その後、頭痛と気分の悪さを訴えて入院、頭に受けた鈍的外傷から硬膜外血腫を発症し亡くなった。
ナターシャさんが事故当時ヘルメットを着用していなかったことから、スノーボーダーやスキーヤーのヘルメット着用を義務付ける法律の制定を巡る論議が再び活発になっている。バンクーバーでヘルメットの着用義務化を強く主張しているKinarさんは、来年の冬季オリンピックまでに連邦政府レベルでの義務化や、スノースポーツで使用されるヘルメットに厳しい規格を設けることが必要だと語っている。一方、スキー場関係者はヘルメット着用義務化に伴うコスト高から、義務化に対し反対の声が多く上がっている。
異国の珍しいペットを飼うことが禁止に
BC州のバリー・ぺナー環境相は、新外来種管理規則に人間に危害を加えたり殺したりする危険な1,256種類の動物を指定し、その飼育を禁止もしくは管理下に置く決定を下した。今回輸入、繁殖、ペットとしての飼育を禁止された動物のリストには、ボア コンストリクター(南米の大蛇)、ニシキヘビ、サル、チンパンジー、カイマン(中南米のワニ)、ブラックパンサー、ライオン、トラなどが加えられている。ぺナー環境相は、2007年に檻に入れられたペットのシベリアトラの爪で足の動脈を引き裂かれて失血死した32歳の女性の例を出して今回の決定の背景を説明した。3月16日以前から既にペットとしてリストにあがっている動物を飼っている人は、環境省の許可書を取得すればその動物を引き続き飼うことができる。しかし、動物の繁殖、譲渡は禁止となる。この決定に対し、350人の会員を有するBC爬虫類クラブの副会長で自分でもボアの繁殖で生計を立てているクランブルックのゴード・レッドマンさんは「この決定は人権を無視したもの。ピットブルを6匹でも飼えるのに、人畜無害なボアの飼育を禁止する理由がわからない。」と抗議の声を上げている。
キャッシュクリークの埋め立てゴミ処理地の問題
環境問題の専門家が、キャッシュクリークにある巨大な埋め立てゴミ処理地の安全性に対し警鐘を鳴らしている。メトロバンクーバーから出たおよそ800万トンという大量のゴミが廃棄されているこの埋め立てゴミ処理地から、汚染物質が近くを流れる川に漏れ出しているという。調査にあたったInternational EcoGen会社では、ゴミ処理地に使われているプラスチックライナーや排水システムが上手く作動しておらず、重金属や炭化水素などが滲み出して、地下水や住民の飲料水源となっているボナパルテ川に流れ込んでいると発表している。これに対しキャッシュクリーク市長は「このゴミ処理地は厳重な管理の下に運営されており、市では常に(処理地をめぐる)環境問題や健康問題を優先課題としている。」と答えた。
キャッシュクリーク埋め立てゴミ処理地は1989年にオープン、コクィットラムにある会社により運営されているが、今年度末までには閉鎖される予定となっていた。しかしBC州では、大規模な拡張を図り処理地の寿命を更に20~30年間延ばす方向性を探っており、環境調査を実施しているところだった。