阿川 大樹 (あがわ たいじゅ)
阿川 大樹(あがわ たいじゅ): 日本推理作家協会会員。東京生まれ横浜在住。劇団「夢の遊眠社」創立メンバーのひとり。第16回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、第2回ダイヤモンド経済小説大賞優秀賞を受賞。著書に『覇権の標的』(ダイヤモンド社/刊)、『D列車でいこう』(徳間書店/刊)など。
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窓を開ければ港も見える: 小説家の出社拒否症
「黄金町バザール」で僕のガラス張りのスタジオはたくさんの人が覗いてゆく。
「食あたり」ならぬ「人あたり」になったようだ。
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窓を開ければ港も見える: 本当の夏の風
電気、今までより少なくても、僕らはやっていけると思う。
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窓を開ければ港も見える: 裸の戦士
鏡の汚れは、石鹸の成分が水の中のミネラルと結びついて白くて固い粉のようになってガラスの表面で固まったもの。
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窓を開ければ港も見える: 職業病
原発も大問題だが、目下の所、個人的な問題は右手の腱鞘炎だ。
小説家の職業病としては割にポピュラーなものらしい。
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窓を開ければ港も見える: 命ぬ御祝さびら
生き残った者が生き残った命のお祝いをして元気を取り戻さないと。
読み方もわからぬまま、僕は空っぽのステージの七文字を見て、涙を流しそうになった。
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窓を開ければ港も見える: 大地震
目眩がしたと思った。世界が揺れた。見えない手で頭が揺すぶられていると思った。
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窓を開ければ港も見える: ギターが割れた
その楽器は作られてから僕の手元に来るまでに少なくとも10年の歳月を生き、僕の手元でさらに10年間、音を奏でていた。
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窓を開ければ港も見える: 骨折は楽しい?
五十歳を過ぎて生まれて初めて骨折。久しぶりにわくわくするような「進歩する自分」を体験した。
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窓を開ければ港も見える: 幸福な貧乏人
この町に住む人々は、老人も、アーティストも、僕も、皆貧しい。でも、決して不幸ではない。 続きを読む»
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窓を開ければ港も見える: 灼熱、死にそうな夏
猛暑日が続く異常に暑い夏だった今年。台風が来て皆、雨のありがたさを実感した。 続きを読む»