はなしの箸やすめ

備えあれば

石を武器にするtんパンジー。

人間にもっとも近いチンパンジーが、武器を貯えておくことがわかり、研究者たちを驚かせている。

スウェーデンの動物園にいる30歳の雄のチンパンジーは、春が近くなって動物園が再開される日が近づくと、石を拾い集めて、野次馬的な見物人に備えている。チンパンジーと見物人との間には約9メートル幅の堀があるが、彼は下手投げで矢継ぎ早に20個もの石を投げることもあり、彼は有名人(猿?)である。

このチンパンジーは落ちている石を使うだけでなく、コンクリートの人工岩に石を投げて、石が当たったときの音から、どこに割れ目があるかを知って、そこを石で叩いて壊し、コンクリートのかけらを集めている。

石やコンクリートのかけらは、一ヶ所に3~8個を集め、その隠し場所を5ヶ所も持っているが、それらの場所は見物客に石を投げるのに都合のよいところを選んでいる。

このチンパンジーの名前は、“サンチノ”で、1978年にミュンヘン動物園で生まれ、5歳になったときからストックホルムの北のフルビック動物園にいる。

彼が石を投げるようになったのは16歳になったときからで、6匹の雌に囲まれたボスだった。そこにはもう一匹の雄のチンパンジーがいたが、彼は石を貯めたり投げたりはしなかった。

カラスやジェイのような鳥は、未来の緊急時に対する準備計画をするので知られているが、その他の動物は何事かが起こったときそれに対応するだけで、あらかじめ準備をすることはない。

blog comments powered by Disqus