在バンクーバー日本国総領事館主催 前カナダ国際貿易大臣 ストックウェル・デイ氏講演会
デイ氏は、「日本に行くと言うと多くの人に放射能などに関する質問をされるが、自分は訪日中、何でも食べたり飲んだりしてきた」と語った。
11月3日、バンクーバー・ダウンタウンにあるFairmont Pacific Rim Hotelにおいて、ストックウェル・デイ氏による"Growing Forward to the Future in Japan"―Report of the Recovery of Japanと題した昼食講演会が行なわれた。
デイ氏は、1997年から2000年までカナダ連邦政府行政調整管理委員長兼アジア太平洋ゲートウェイ担当大臣、カナダ国際貿易大臣などを歴任し、現在はアジア太平洋財団特別フェローとして活躍している。
今回の講演でデイ氏は、今年10月3日から8日まで日本政府の招きで来日し日本政府関係者や有識者たちとの意見交換、被災地の視察などを行なってきたことを基に、日本のビジネスや観光に関する復興状況について報告した。
視察では、東日本大震災の被災地宮城県の仙台市、石巻市、名取市、福島県の南相馬市などを訪れ、地元自治体の関係者から詳しい実情を聞いた。
講演においてデイ氏は、「日本に行くと言うと多くの人に放射能などに関する質問をされるが、自分は訪日中、何でも食べたり飲んだりしてきた」、また「日本の耐震技術は世界最高水準で、地震当時時速300キロで走っていた新幹線にも事故がなかった」と、日本の安全基準の高さを指摘。そして、「日本の復興・再建はめざましく、交通機関は震災前と同等のレベルに回復し、放射能汚染に関しても、仙台市で北京や台北と同等程度であると科学的に証明されている。あらゆる意味で日本は危機から脱している。カナダにとっても、ビジネスや観光の対象として安全で重要なところだ」と、今後もカナダにとって日本は大きな市場であることを強調した。
この昼食講演会は、地震や福島原発事故などに関する風評被害の防止を目的として、在バンクーバー日本国総領事館が企画した。