MUSIC FREAK

“Someone to Watch Over Me” Susan Boyle

世界中を虜にしたその透明な歌声、スーザン・ボイル

 


 

“Someone to Watch Over Me” Susan Boyle

スーザン・ボイルの3枚目となる新作は、彼女が「今一番歌いたい曲」ばかりを収めた名曲集。"Unchained melody"、"Both Sides Now"、"Enjoy The Silence"、"Mad World"など、これまで幾度となくカバーされてきた懐かしの名曲から、いつかそのように呼ばれることになるであろう"This will Be The Year"、"Return"といったオリジナル作品まで、スーザンによって新しい命を吹き込まれ、きらきらと輝いた曲がずらりと並ぶ。

彼女の歌を聴いて今更ながら実感するのは、テクニカルな歌の上手さだけで人を感動させることはできないということ。世界中を虜にしたその透明感いっぱいの美声は健在だし、柔らかさと力強さを使い分け、要所要所でスモーキーなアクセントを加えてみせる、そんなところはすべて完璧にコントロールされているのだが、それだけじゃない何かに心が揺さぶられる。彼女の歌にはすべてを包み込む優しさと、どんな時も笑顔で生き抜いていこうとする決意のようなものが音の隙間から溢れ出しているのだ。

ところで本作1曲目に収録された"You Have To Be There"をオーケストラをバックに歌うスーザンのPVは必見(必聴)だ。時空を超えて、神聖な芸術の世界に引き込まれていくだろう。

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