サレーのカップルが震災で被災した犬を引き取る
東日本大震災を生き延びた犬が、カナダのカップルと養子縁組をした。
3月11日の東日本大震災で飼い主と離れ離れになった犬をサレーに住むカップルが引き取ることになった。「動物の倫理的扱いを求める人々の会」(PETA)の話では、この犬は4~5歳と見られ健康状態は良いとのことだ。飼い主が放射能汚染を心配し海外に避難する際に、日本の動物救助グループに託したと言う。アジア動物救助グループに属するアシュレイ・フルーノさんがこの程、飛行機でシアトルに到着したこの犬を車で迎えに行き、サレーのカップルに手渡した。
フルーノさんは「もしその環境が人間にとって危険なものであるならば、裏庭にいる犬や玄関先の猫、他のペットにとってもそれは同じこと。この犬はとても幸運でした。でもまだ何千もの動物が救助され、引き取られ、あるいは元の飼い主と再会する必要があります。緊急時計画の中に動物への対応という項目が入っていたならば事態はもっと良い方向に進んでいたのに。」と語る。今回の地震と津波、そして原発事故の被害により避難を余儀なくされた人々は飼っている動物を避難所に連れて行くことが許されていない。
新生児の死体遺棄の22歳母親に実刑無し判決
自分の産んだ赤ちゃんの死体を大型ごみ容器に捨てた罪で起訴されていたコートニー・ドーン・テイラー(22)に実刑判決は下らなかった。リッチモンドの地方裁判所はこの程テイラーに6ヶ月の自宅軟禁、それに続く6ヶ月の夜間外出禁止、そして50時間のコミュニティサービスを含む2年間の執行猶予判決を言い渡した。
テイラーは2010年1月31日の早朝、ボーイフレンドの自宅トイレで赤ちゃんを産んだ。ボーイフレンドは眠っていて出産を知らなかった。テイラーが後に警察に供述したところによると、赤ちゃんはへその緒が首に巻き付いていて息をしていなかったと言う。テイラーは出産後シャワーを浴びマリファナを吸ってから、赤ちゃんの死体が腐敗して悪臭を放つのを恐れ、死体を学校のそばの大型ごみ容器に捨てるようボーイフレンドを説得した。
このことをテイラーの仕事場の同僚が警察に知らせ、3日にわたって警察がごみ埋立地を捜索したところ赤ちゃんの下半身部分が発見された。このため赤ちゃんが死産だったのか生まれた時は生きていたのかの判断がつかず、テイラーは死体遺棄のみの罪で判決が下った。判事は「同じような事件が起きないためにも厳しい判決が必要であり、その上に被告はこの罪を一生背負って行かなければならない」と語った。
カナダの15歳のマリファナ使用率が世界最高に
カナダ保健省の発表によるとカナダの15歳のマリファナ使用率が世界で最高となっていることがわかった。世界保健機関が43カ国の児童・学生を対象とした行動調査を実施したところ、15歳のカテゴリーに於けるカナダのティーンのマリファナ使用率が43カ国で一番高いという結果が出た。
これはカールトン大学が2002年と2006年に実施した調査結果を元に出されたものである。同大学では1990年から2006年までの間4年に一度、延べ3万人の思春期の学生を対象に調査を実施してきた。その調査によればカナダの10年生の約半数が少なくとも一回はマリファナを使用したことがあると答えている。
1990年にはその数は3分の1だった。カールトン大学では調査結果を「この世代のマリファナ使用の高さが潜在的に認識機能と精神運動機能に影響を与え問題行動のリスクを高めるかもしれず、厳密にモニターする必要がある。」と提議している。
また、同調査で12歳から17歳のティーンを対象にアルコール飲料の摂取経験と酩酊状態になったことの有無を尋ねたところ、1990年と比べ2006年にはわずかながらその数字が減少しているという結果が出ている。
最低賃金引き上げにシンクタンクが警鐘
BC州のシンクタンクは州政府が実施予定している最低賃金の引き上げは結果的に数千もの失職を招くことになるだろうと警鐘を鳴らしている。州政府は3月に最低時給賃金を現行の8ドルから来年5月までに10ドル25セントまで引き上げることを発表した。
それを受けてフレイザー・インスティチュートは最低賃金が引き上げられることにより9千から5万2千の職が失われるだろうという調査結果を発表している。フレイザー・インスティチュートは「最低賃金が30%引き上げられれば、経営者は従業員の就業時間数やベネフィット、トレーニングなどを削減することを余儀なくされるだろう。影響を受けるのは主にツーリズムや純粋なサービス関係の業種」と発表している。
5月1日付けで最低時給賃金は75セント増えた8ドル75セントになる。今年11月と来年5月には更にそれぞれ75セントずつの値上げが予定されている。しかし5月1日の値上げ実施後もBC州の最低時給賃金はカナダ国内で一番低く、アルバータ州の8ドル80セントがこれに続く。