不動産あれこれ

平均価格が前年比15%アップ

バンクーバー・ウエスト、リッチモンド・ウエストなど、一部の地域の特定物件の大きな価格上昇が、グレーターバンクーバー全体の不動産市場の統計をつりあげています。

新築物件

2011年に入ってからも不動産市場統計などで大きな伸びを見せるグレーターバンクーバーの不動産市場ですが、昨年頃からエリア、不動産の種類などにより二極化が進んできています。今年3月の統計では平均価格が前年比15%アップとなりましたが、これらの上昇率を牽引しているのは一部の地域の特定物件で、全ての物件が同様のパーセンテージで上昇している訳ではありません。

ここ1年足らずで爆発的に値段が上がっているのはバンクーバー・ウェストとリッチモンド・ウェストの一戸建てで、古くても土地の広いランドバリュー・セールは異常な値上がりを見せています。今までは住宅開発業者が購入し、新築してから販売していましたが、HST税導入後、高い税率を嫌う中国系の買い手がこれらの市場に直接入り込み、購入後に自分で新築し、HST課税対象額を最小限に抑える方法が横行し、数ミリオンの高額物件ほど顕著です。その他バンクーバー・イーストでも同様の現象が起きており、今年に入ってからの僅か数ヶ月で恐らく10%以上価格が上昇しています。

一方その他のエリアではそれほど高い伸び率はなく、以前から人気のあるノース・バンクーバーやバーナビーなどでも、平均的な物価上昇率に比例したパーセンテージでの伸びとなっています。このように現在の不動産市場は中国本土からのバイヤーによって価格が大きく上昇しており、彼らの好むエリアと物件の種類(高額物件、新築物件、比較的新しいタウンハウス)に限ってはまだこの傾向が続くと予想されます。

又、ファーストタイムバイヤーの市場も非常に活発で、特に3月に変更になったモーゲージ審査基準の影響もあり、1月~2月は非常に多くの売買が成立しました。購入タイプとしては郊外のタウンハウスが価格的にも需要が高く、ダウンタウンの1ベッドルーム以下の価格で1,500SF前後の3ベットルームの購入が可能な事から子育て世代に人気です。

商業オフィスの賃貸料上昇の影響で、職場がダウンタウンから郊外のビジネスパークへ移転するケースも増えており、以前より通勤時間が短縮されている事も要因かと思われます。サウス・サーレーやクローバーデール、ラングレーセンターなどはこれからも続々と新築タウンハウスが建設されます。

35歳以下を対象にしたアンケートでは、向こう2年間で住宅の購入を検討している人の割合が43%と高く、引き続きファーストタイマーの市場も活況が予想されます。住宅購入の条件も将来のリセールバリューよりも、ロケーションや生活環境を重視する傾向にあり、それぞれ自宅として、支払い可能な範囲内での不動産購入を検討されているようです。

以上の通り不動産も地域により色々な局面を見せておりますので、これから具体的に売買をご検討の方々はそれぞれ地域別の市場動向が重要になります。これらの情報は私ども不動産業者から随時ご提供させて頂きますので、まずはお気軽にご相談ください。 

(文責: リマックス不動産 フレッド吉村)

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