グレーターバンクーバーの地盤
不動産を買うにあたって気になる地盤は……?
まずこのたびの地震と津波で被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
一週間ほど前、6ヶ月前に日本から移民で入国されて、コンドミニアムをお探しのお客様がオフィスに見えました。開口一番、バンクーバー周辺で地盤が一番安定している所はどこですか、と聞かれました。今回の日本での地震が影響していたと思っていたのですが、その以前から地盤の事が一番気になっていたと言われました。少し、バンクーバーの歴史を地図を広げてお話ししました。
20,000年ほど前はこの一帯は雪と氷に埋もれていた氷河期で、土地はバーナビーマウンテンの頂上しか見えていなかったそうです。氷がとけると一面は水で覆われ、しばらくして今のグレーターバンクーバーが見えてきました。今のバンクーバーのダウンタウンの半島は島でFalse CreekはClarkまで伸びていて、Main Streetが海のチャンネルでした。ですから、ダウンタウンの半島は岩盤で安定しています。そのかわり、False CreekからClarkは埋立地ですので、地盤は弱いと思われます。また、その頃はFraser川は今よりずっと北を流れており、Clarkで海に注いでいました。ですから、Broadwayは川の底でした。Burnaby Lake、Deer Lake、Trout Lakeはその川の名残だそうです。
Hastingをずっと東に行くと、高台になり、谷を挟んでメトロタウンが向こう岸に見える形になります。地盤の硬さから言えば、Broadwayの周りが弱く、両岸が硬いということになりましょう。また、バンクーバーの西の方、Point Greyあたりも硬いようです。
RichmondやDelta はフレイザー川の三角州にありますので、地盤は弱いと思われます。今回の日本での地震も場所によっては液状化が問題になっていました。お客様でRichmondのコンドミニアムを買われた方は日本で長年、土木建築会社をされていました。地震がくれば怖くないですかとお聞きしたところ、地面が液状化になれば、ビルは傾くけれど壊れることはないので、かえって安全だといわれ、なるほどと感心しました。
私の説明の後、オフィスにいらしたお客様はMetrotown、Brentwood、ダウンタウンの物件が見たいといわれ、ご案内しました。 (文責:New Century Real Estate 則末恵子)