はなしの箸やすめ

人間に近い

表情がはっきりしないために人間には判断しにくいが、サルのテレビを見るのが好きらしい。

◆チンパンジーのワシューは、1980年以来、ネバダ州にあるチンパンジー&ヒューマン・コミュニケーション研究所に住み、アメリカのサインランゲージを学んで人間の言葉を知った最初の動物だった。2007年10月に死去した。

研究所の人々は、ワシューは我々に自然を尊敬することを伝えた使者で、多くの人々にとって親しい友人だったので、彼女を失ったことは本当に残念だと述べている。

人間とチンパンジーの違いは、遺伝子の数で、チンパンジーは233、人間は154で、その多くは遺伝性の病気に関連しているという。

◆TVを見るのが好きなのは人間だけではない、と京都大学の霊長類研究所が発表した。サルがTVを見ている間、その脳の動きを観察したところ、サルもTVを楽しんでいることがわかったという。怒りや恐れはサルの顔の表情からわかるが、喜びの表情ははっきりしない。しかし、TVを見ているサルの頭脳を光学的に測定すると、どの部分が活性化しているかがわかるという。この装置はサルの脳の活動を記録するのに近赤外線を用いている。TVを見ることによりサルの頭脳の前頭葉が活性化することがわかったが、これは人間が喜びを感じるときと同じで、たとえば赤ちゃんが母親のほほえみを見るときなども前頭葉が活性化している。

サルは、サーカスで象やキリンが出てくると喜ぶが、それよりは仲間が毛づくろいをしているのを見る方が好きらしい。

blog comments powered by Disqus