はなしの箸やすめ

不思議なサメ

寿命200年といわれるグリーンランド・シャークの不思議な生態。

グリーンランド・シャークは、カナダ北極地方一番の略奪者であるが、この魚については殆どなにも知られていない。非常に不思議な魚で、背骨らしい骨はなく、口が体の一番下についているが、研究者がこの魚を釣り上げて無線機を装着してもまだ目を覚まさない。

寿命は200年ほどで、ウインザー大学の研究者チームが、イクアルット北方300kmの凍った海の上にベニヤ板の小屋を立て、そこでこのグリーンランド・シャークにタグをつけて放した。

サメの中でも、深海スロサメとともに一番大きく、東北極海ではこれが一番の略奪者で、次がポーラーベアで、生態系に大きな問題を起こしている。

この魚は総ての点で奇妙で、まず泳ぎが遅く、海底近くを泳いで、他の魚や時にはアザラシをたべる。

このサメの背骨は柔らかく、バターのようで背骨の形をしていない。研究者たちは普通、骨のサンプルで年齢を推測するのだが、それができないので、1960年代に行われた核兵器実験の時の放射性成分の有無により、どれがその頃生きていたかを判断している。

グリーンランド・シャークは、体長8mにもなり、極めて鋭い数百の歯を持っている。イヌイットの漁師は、時々偶然に彼らを捕まえることがある。しかし、普通の魚のように料理すると毒があるので、尿を煮立てて、その中に入れ、さらに煮立ててから水洗いして、普通に料理するということである。

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