リアルターという職業(その1)
不動産業者は、週末も夜も働く大変な仕事。それをこなしてこそ、ビジネスが増えてゆきます。
リアルターになるには、コースをとって「契約法.民法.ビジネスLaw」や「モーゲージ計算」や「消費者保護と倫理」等々について基本を勉強し試験や種々の条件(学歴、英語力、犯罪歴など)をクリアし、不動産業者のもとでライセンスをとって晴れて不動産取引を扱えるようになります。
もし不動産の売買だけでなく、プロパティマネージャー(別荘や賃貸物件の管理業務)となる者は、別のコースを受講してライセンスの取得が必要となります。
2年ほど前の不動産ブームの時には不動産業コースの申し込み者の数も倍増しましたが、リアルターのライセンスを取得してもすぐに十分な生計を立てられるほど恵まれることは稀です。ほとんどのケースが完全成功報酬コミッションという収入形態ですので、顧客を獲得して何軒の家を内覧して時間をかけても取引が成立するまでは収入はゼロです。最初の2年の間に80%の新リアルターが業界を去っていくという統計もあります。
ですがリアルターのサービスにご満足いただいたお客様ができると、リピーターやお客様からのご紹介も含めてじわじわとビジネスが増えてゆくこととなります。
リアルエステート・エージェントまたはリアルターと呼ばれる職業の私たちですが、家の売買に関する知識だけでなく、お客様の家の鍵を預かったり、売り主の代理として買い主を家に入れて家の中を見せたり、顧客の諸事情の相談を受けて秘密を守るなど「信用」がとても大切な仕事です。
時間がフレキシブルというととても良さそうですが、お客様の時間や、相手方(売り主VS買い主)の時間の都合に合わせて仕事をすることになりますので、週日はもちろんのこと週末や早朝、夜遅くまで電話を受けたり、ショートノーティスの内覧リクエストがあったらショーイングに出かけたりすることが必須となりますので、友人や家族との約束が二の次となることも多々あります。
新リアルターになったばかりの頃に講習会で見たビデオの主人公のリアルター夫妻は「じゃあ取引成立を祝って乾杯!」と夜の11時に仕事を終えてレストランへ出かける主人公...という厳しい現実を目の当たりにさせられるのでした。(リアルターという職業-その2もお楽しみに!)
(文責:オークウエスト不動産(株) 松田 俊子:Realtor)