日系人のレガシー墓地修復基金のご支援を!
炭鉱の町カンバーランドの墓地に、太平洋戦争勃発直前までに埋葬された日系人は198人。強制移動で護る人もなく荒れ果てた墓地を修復するためにご支援ください。
八木慶男
日加修好80 周年記念事業の一つとして、大塚総領事の励ましも受け、カンバーランド村議会を事業主にして、カンバーランド日系人墓地の改良修復工事を急遽計画しています。この3月末までに事業を完成しないと、日本政府への助成金申請が失格します。
事業計画は、同日系人墓地の駐車場から墓地入口までの通路の舗装です。車椅子の人でも、墓地境内に訪問できるバリアーフリーな処にする企画です。このカンバーランド日系人墓地は、同村議会により「歴史的重要遺産地区/Heritage Site」に指定されており、日系人にとっては「レガシー墓地」とも言える遺産となっています。
墓地は基本的には個人所有物ですが、日系カナダ人の異例な戦争体験により、バンクーバー島にある幾つかの古い日系人墓地は、殆どが「無縁墓地化」しています。バンクーバーのレガシー桜と同様に、現地地方自治体と日系人全体による、共同遺産としての管理維持が必要となっています。カンバーランド日系人墓地は、村議会と日系人墓地調査修復委員会の協力で、ここ20年の間にだいぶ整備されてきています。
日本人が炭鉱の町カンバーランドに移住したのは1891年からで、戦争の勃発直前までの60年間に198人の日系人がカンバーランド日系人墓地に埋葬されています。太平洋戦争の勃発で、日系人には居住地制限が果たされ、全員が1942年4月に、カンバーランド地区から強制移動をさせられました。8年間に渡る居住地制限で、多くの日系人はバンクーバー島に戻ることなく、BC州内陸の移動地からさらに東のトロント方面に再移動をしていきました。遠く離れた東部で始まったゼロからの再出発は厳しいものがあり、カンバーランドのお墓を見に来る間も無い内に、世代も変わってしまったのが実情です。
長年の歳月で木製の墓標は風化し朽ち落ちてしまい、故人の埋葬区画の判定すら出来ません。将来の企画案として、埋葬者氏名を刻印した合同慰霊碑の建立、桜などの植樹で美しい墓地公園にする案などの夢が語り始められています。
地元の舗装会社の見積もりでは、このたびの舗装事業計画の総工費は約$11,000ドルとなっています。日本政府の助成金と日系墓地調査修復委員会の資金を合わせても、まだ$6000ドルが不足しています。これは一般日系人社会からのご寄付で賄う必要があります。村会議員の方々も地元の諸団体との折衝をしてくれています。3月末までに、何とかして$6000ドルの募金達成を目標に奔走中です。
日本政府が総領事館を通して日系人墓地に助成をするのは最初のケースであり、また今やっと日系人のレガシーに関する関心が若い日系時の世代の間で高まってきております。是非ともご協力してください。ご支援は下記まで御願いします。
*小切手の支払先:Village of Cumberland
*小切手の備考欄には、「For Japanese Heritage Fund」と記載してください。
*郵送先:Village of Cumberland 2673 Dunsmuir Ave., Box 340, Cumberland, B.C., V0R 1S0
Attention; Councillor Wm Moncrief