コミュニティイベント

拓殖大学―ランガラカレッジの海外留学プログラム30周年を迎えて

30年間続いている、拓殖大学とランガラカレッジの留学プログラムを記念する式典が開催された。

2008年は日加修好80周年、日本人に人気のある「赤毛のアン」が発表されて100年。そして拓殖大学がランガラ・カレッジで留学プログラムを開始して30年とこれだけ日本とカナダの結びつきを強く感じる年はないだろう。

11月8日(土)カナダバンクーバー市内のランガラカレッジにて30周年記念式典に出席した。業務を遂行するにはインターネット時代の今、現地に赴く必要性はほとんど無くなってきている。しかし、そんな時代だからこそ現地へ足を運び、その土地の空気・匂い・ランガラカレッジスタッフ達の思いや情熱を肌で、五感で、感じることの重要性を強く感じた。

式典には大塚聖一在バンクーバー日本国総領事・ランガラスタッフ・歴代のホストファミリー・ランガラ留学拓大OB・OG・現拓大留学生らが出席し、30年の歴史を紐解くひとときに立ち会うことができた。ランガラスタッフのヴァレリーにより30年間の歴代の留学生達の研修写真がスライドで投影される毎に、『今』が過去の積み重ねによってあるということを痛切に感じた。

30年の歴史では学生が自動車事故で死亡するという悲劇もあった。しかしそんな中でも研修を続けてきたことは大きな意味を持っているのではないだろうか。研修中は勉強だけでなくカナダ文化に触れたり、日本の伝統行事の1つである成人式をカナダで執り行ってくれることも大変感謝している。(2009年1月12日開催予定で大塚総領事、ランガラ学長出席とのこと。)

カナダ滞在期間中には、学生がお世話になっているホストファミリー宅を訪問し、ステイ先の子供が昨年ステイしていた学生の名前や思い出を笑顔で語ってくれたことも印象的だった。小さな子供の中にも「日本人」が息づいていることを。

もちろん日本人の感覚と違って欧米の人々はホームステイをビジネスとしてやっていることは知っている。日本人の感覚からだと「おもてなしの精神」によるボランティア要素が強いかもしれない。しかし、ホストファミリーが言った言葉が忘れられない。
「私たちはホームステイで国際交流している」と。

ビジネス感覚としてホームステイをしているとはいえ、そのコメントを聞いたとき人と人とのつながりの深さと大切さに感心した。 カナダ・トロント出身のミュージシャン ニール・ヤングは言った。「変わり続けるからこそ、変わらずに生きてきた。」
拓殖大学もランガラ・カレッジもこの先そう言い合えるパートナーであり続けたい。

 

拓殖大学国際部八王子国際課 金子智弘

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