はなしの箸やすめ

アメリカの大統領

オバマ米大統領は、娘のためにアレルギーのおきない短毛の犬をシェルターで探している。

昨秋の選挙でオバマ氏の大統領就任がきまり、人々は今後のアメリカがどのように変わるかについて大きな関心を持っている。
あるインタビューで記者が、「大統領に決まって、なにか生活上の変化がありましたか」とオバマ氏に聞いたところ、「まだどうしても慣れないことがいくつかある」と答え、夫人が「例えばどんなこと?」と聞くと、「一緒に散歩する暇がないことなど。私は妻と二人で散歩するのが好きなのだ」と答えた。

これまでのどの大統領もこの変化に耐えてきた。トルーマン大統領は「この大きな白い刑務所は、ホワイトハウスと呼ばれている」と述べ、ビル・クリントンはホワイトハウスのことを「国立刑務所システムの王冠」と述べた。

ジヨン・ケネディや、ジョージ・ブッシュは上流社会の出身であり、他の大統領も、その地位に立つまでに、何年も政界に順応していた。

しかし、オバマ氏は4年間、目立たない州知事として働いた後、超スピードで44代大統領になった点でユニークである。明らかなマイナス面は、彼の経験不足という点にあるが、今後の有利性は、普通人に近い人が大統領になったことで、あまり遠くない未来に、もしかして普通人である自分も大統領になれるかもしれない、と人々が考え、きっと新大統領も普通人のような暮らしを続けるであろうことである。

オバマ氏には二人の娘がいる。小さい方の娘は犬好きで、以前から犬が欲しいと両親にねだっていた。しかし、この娘はアレルギー体質なので、オバマ氏は「もしかして、いつかホワイトハウスに住むようなことにでもなったら、そのときは犬を飼おう」と約束していたという。この「もしか」が現実となった今、彼は、毛が短くて体臭がなく、アレルギーの起きない種類の犬をシェルターで探しているという。

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